会計ソフト「やよいの青色申告」では、e-Taxで確定申告ができます。
しかし、実際に申告をしたことがないと、手続きの進め方がわからないのではないでしょうか。
「e-Taxは難しい」と思うかもしれませんが、やよいの青色申告を使えば簡単です。
私は2013年に開業して以来ずっとやよいの青色申告を使っており、2017年分からe-Taxで確定申告をしています。
今回は、やよいの青色申告を使ってe-Taxで確定申告する手順を説明していきますね。
e-Taxで確定申告するための事前準備
e-Taxで確定申告をするには以下の準備が必要です。
- 電子証明書の取得(マイナンバーカードの作成)
- ICカードリーダーライターの取得
- e-Tax開始届出書の提出
- 利用者識別番号などの取得
- e-Taxソフトの準備
マイナンバーカードは作成までに数週間はかかるので、早めに準備をしておきましょう。
また、電子証明書を読み込むための「ICカードリーダーライター」も必要です。
私はAmazonで以下の製品を購入しました。
購入したらすぐに使えるわけではなく、設定が必要になるので、説明書を見ながら進めてみてください。
他にもe-Tax開始届出書の提出、利用者識別番号等の取得など、やることが結構あります。
できれば確定申告の直前ではなく、余裕がある時期に準備しておくのがおすすめです。
各手続きについては、下記のリンクを参考にしてください。
e-Taxソフトの種類
e-Taxで確定申告をするには、e-Taxソフトも必要です。
e-taxソフトは、インストール型の「e-Taxソフト」とブラウザ上で使用する「e-Taxソフト(WEB版)」があります。
e-Taxソフトは機能が豊富ですが、設定に手間がかかるので、個人事業主やフリーランスが使う必要性は低いかもしれません。
e-Taxソフト(WEB版)は、e-Taxソフトの基本的な機能をブラウザ上で使用できるようにしたものです。
WEB版は機能がシンプルで使いやすく、やよいの青色申告との連携もスムーズです。
私は当初e-Taxソフトを使っていましたが、最近はWEB版に切り替えています。
やよいの青色申告を使ってe-Taxで確定申告をするなら、e-Taxソフト(WEB版)をおすすめします。
参考:国税庁「e-Taxソフトとe-Taxソフト(WEB版)の違いは何ですか。」
やよいの青色申告のデータからe-Taxで確定申告する手順
ここからは、「やよいの青色申告」のデータからe-Taxで確定申告する手順を説明していきますね。
e-Taxソフト(WEB版)の場合
▼所得税確定申告モジュール画面の右上にある「e-Tax」を押します。

▼内容を確認して問題がなければ「はい」を押しましょう。

▼提出先税務署が合っていれば「OK」を押します。「メッセージボックスの表示」を押すと、アップデートの有無を確認できます。

▼申告を続ける場合は「はい」を押しましょう。

▼内容を確認して「送信」を押します。

▼「ログインする」を押しましょう(e-TaxソフトWEB版にログイン)。

▼4桁の利用者証明用パスワードを入力して「OK」を押します。

▼マイナンバーカードをICカードリーダーライターにセットして、「申告データに署名してe-Taxで送信する」を押しましょう。

▼署名用パスワードを入力します。

▼以下の画面が表示されたら、e-Taxによる確定申告は完了です。書類提出が必要な場合は、「送付書をダウンロードする」を押して送付書を印刷し、税務署に提出しましょう。

e-Taxソフトの場合
▼やよいの青色申告の「決算・申告」にある「e-Taxデータの書き出し(e-Taxソフト取り込み用)」を押します。

▼書き出したe-Taxデータを保存します。特に問題がなければそのまま「OK」ボタンを押しましょう。

▼e-taxソフトを立ち上げて、作成メニューの「組み込み」ボタンを押します。

▼参照を押して、先ほど「やよいの青色申告」から書き出して保存したe-taxデータを選択し、任意の名称を入力して「OK」ボタンを押します。

▼「署名可能一覧へ」メニューに移動し、「ICカードを利用」を選択して「次へ」ボタンを押します。この段階でマイナンバーカードを準備して、ICカードリーダーライターをPCに接続しておきましょう。

▼「公的個人認証サービス(マイナンバーカード)」を選んで「次へ」ボタンを押します。

▼署名用パスワードを入力して「OK」ボタンを押しましょう。

▼内容を確認して「OK」を押します。

▼これで申告データへの署名が完了です。

▼次に「送信可能一覧へ」メニューに移動し、先ほど署名したデータを選択して、画面右下にある「送信」ボタンを押します。

▼「OK」ボタンを押しましょう。

▼下記画面が表示された「OK」ボタンを押しましょう。必要に応じて保存や印刷をしておいてください。

▼最後に「メッセージボックス」に移動して、先ほど送信したデータが受け付けられていれば完了です。このメッセージを見るときも電子証明書が必要になります。

もし申告データに誤りがあった場合は、この作業をもう一度やり直せば大丈夫です。
後から送信した内容が最新のものと判断されて、先に送信した内容は破棄されます。
まとめ
e-taxは初年度の準備が大変ですが、一度導入してしまえば自宅から簡単に確定申告ができます。
「やよいの青色申告」を使えば、e-Taxソフト(WEB版)との連携もスムーズです。
ぜひe-Taxでの申告に挑戦してみてください!