テーマ型投資信託をおすすめしない3つの理由

テーマ型投資信託とは、「AI(人工知能)」「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」「自動運転」など、特定のテーマに関連する業種・企業に絞って投資を行うファンドです。

話題になっているテーマを扱うため、利益が出そうな気がするかもしれません。

しかし、個人の資産形成では、テーマ型投資信託は買わないほうがいいと私は考えます。

今回は、テーマが投資信託をおすすめしない3つの理由について説明します。

テーマ型投資信託は金融機関が売りやすい商品

テーマ型投資信託は、そのときに話題になっているテーマを扱うため、金融機関が販売しやすい商品といえます。

投資経験がない方が、金融機関の窓口で「今は~が注目のテーマです!」と言われれば、「何となく儲かりそう」と思ってしまうのではないでしょうか。

実際に関連銘柄の株価が上昇傾向にあれば、さらに説得力があるように感じるでしょう。

投資信託の資金流入額(2021年2月末時点)を確認すると、ランキング上位にテーマ型投資信託が入っており、よく売れていることがわかります。

出典:日本経済新聞「投信ランキング(資金流入)」

テーマ型投資信託の手数料は比較的高く、金融機関からすれば利益を得やすい商品です。

営業に力を入れていることも、テーマ型投資信託がよく売れている理由の一つだと考えられます。

テーマ型投資信託をおすすめしない3つの理由

テーマ型投資信託は人気が高い商品ですが、個人の資産形成では買うべきではないと考えます。

テーマ型投資信託をおすすめしない理由は以下3つです。

コストが高い

テーマ型投資信託は、コストが高いのがデメリットです。

先程紹介したランキング上位のファンドは、いずれも信託報酬が年率1.5%超でインデックスファンドに比べると高めです。

取扱金融機関によっては購入時手数料もかかります。

運用コストは投資成果に大きな影響を与えるため、個人の資産形成には不向きといえます。

関連記事:信託報酬(運用コスト)は投資信託の運用成績にどんな影響を与えるのか

長期保有に向いていない

テーマ型投資信託は話題のテーマを扱っていますが、投資で注目されるテーマは移り変わっていくので、長期保有には向いていません。

投資テーマが古くなれば、別のファンドに乗り換えたくなるでしょう。

しかし、何度も別のファンドに乗り換えるのは投資効率が悪く、余計な手数料を払うことになりかねません。

また、テーマ型投資信託の中には、償還日(運用終了日)が決まっているファンドもあるので注意が必要です。

市場平均を上回るパフォーマンスが期待できない

テーマ型投資信託は、テーマに合った銘柄を選定して投資を行うアクティブファンドです。

市場平均を上回るリターンを目指して運用されますが、実際には高いパフォーマンスは期待できません。

金融庁の資料によれば、国内公募投信のパフォーマンス(過去5年間)をみると、アクティブファンドのシャープレシオや累積リターンの平均は、インデックスファンド(パッシブ)を下回っています。

出典:金融庁「資産運用業高度化プログレスレポート2020(P9)」

「お金を大きく増やしたい」と思ってテーマ型投資信託を購入しても、思うようなリターンを得られない可能性が高いでしょう。

個人の資産形成はインデックスファンドがおすすめ

個人の資産形成では、低コストのインデックスファンドを持ち続けるのがおすすめです。

信託報酬が低く、投資テーマが古くならないので、安心して長期保有できます。

また、iDeCoやつみたてNISAを利用すれば運用益に課税されないため、効率よく資産を増すことが可能です。

まとめ

テーマ型投資信託は話題のテーマを扱っているので、何となく儲かりそうなイメージがあるかもしれません。

しかし、運用コストが低く、長期でみたときにはインデックスファンドを上回るリターンは期待できないため、テーマ型投資信託はおすすめしません。

個人の資産形成では低コストのインデックスファンドを選び、お金が必要になるまでじっと持ち続けましょう。

個人的には、全世界株式インデックスファンドを1本保有すれば十分だと思っています。

関連記事:リスク資産は全世界株式インデックスファンド1本で運用するのがおすすめ

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