投資を始めるときは、資産配分をどうするか悩むのではないでしょうか。
リスクを取りすぎると大きな損失が生じるかもしれません。しかし、元本保証の商品だけではお金を増やすのが難しくなります。
リスク資産と無リスク資産の割合に正解はないので、自分にあった資産配分を決めるのは簡単ではないでしょう。
また、目標資産配分を設定するときは、他の人がどのように運用しているか気になると思います。
そこで今回は、私(我が家)の目標資産配分と運用している商品を紹介しますね。
管理人の目標資産配分
2021年4月現在、我が家の目標資産配分は以下の通りです。

「リスク資産60%:無リスク資産40%」が目標で、これとは別に生活防衛資金を1年分確保しています。
プラスマイナス10%までは許容範囲としており、資産配分が大きく崩れた場合のみリバランスを行う予定です。
この資産配分にしたのは何となくしっくりきたからで、特別な根拠があるわけではありません。
ただ、もし大暴落が発生してリスク資産の評価額が一時的に半分になったとしても、資産全体としては暴落前の70%程度を維持できると考えました。
生活防衛資金を1年分と厚めにしているのは、お金が必要になったときになるべく無リスク資産を取り崩したくないからです。
関連記事:インデックス投資のリバランスとは?年1回は資産配分を見直そう
管理人の運用商品一覧
リスク資産
リスク資産はインデックスファンドのみで、運用中の商品は以下の通りです。
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
- One DC 国内株式インデックスファンド
- たわらノーロード 先進国株式
基本的には、eMAXIS Slim全世界株式1本です。
私はSBI証券(つみたてNISA)とマネックス証券(iDeCo)、妻はSBI証券(つみたてNISA)で積み立てをしており、特定口座でも保有しています(私と妻いずれもSBI証券)。
国内株式(TOPIX)と先進国株式は、妻の企業型DCでの保有分です。マッチング拠出を利用して上限額いっぱいまで掛金を払っています。
関連記事:全世界株式インデックスファンドを比較!おすすめの投資信託は?
無リスク資産
無リスク資産として運用している商品は以下の通りです。
- 個人向け国債変動10年
- ネット銀行普通預金
- 小規模企業共済
無リスク資産は個人向け国債変動10年(私と妻いずれもSBI証券)が中心で、ネット銀行普通預金(イオン銀行)も利用しています。
ネット銀行のほうがやや金利は高いものの、大きな差はありませんし、いつ金利が改悪されるかわかりません。
個人向け国債は国の元本保証があり、変動10年なら市場金利の上昇に追従してくれるので、私は個人向け国債を重視しています。
ネット銀行預金残高が増えてきたら、一部を個人向け国債に振り替えています。
関連記事:個人向け国債(変動10年)のメリット・デメリット、活用方法について解説
無リスク資産で毎月積み立てているのは小規模企業共済です。
私はフリーランスなので、将来仕事をやめるときの退職金のつもりで掛金を払っています。
小規模企業共済は、掛金が所得控除になるのが大きなメリットです。
任意解約すると元本割れしますが、廃業の場合は元本を上回る共済金を受け取れるので、無リスク資産とみなしています。
インデックス投資の資産配分に正解はない
こうしてみると、我が家の目標資産配分はやや保守的かもしれません。
生活防衛資金を1年分確保しているので、「もう少しリスクをとってもいいのでは?」と思うこともあります。
しかし、個人の資産形成では短期の株価変動に一喜一憂せず、長期間積み立てを続けることが大切です。
株価の暴落におびえることなく運用を続けるためにも、現在の目標資産配分でいきたいと思います。
人によってリスク許容度は異なるので、最適な資産配分も人それぞれで正解はありません。
この記事も参考にしながら、自分なりの正解を見つけてくださいね。
※本記事は特定の商品を勧めるものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
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