フリーランスや個人事業主をしていると、1月にクライアントから支払調書が届くことがあります。
初めて支払調書を受け取る場合は、どうすればよいかわからないのではないでしょうか。
また、確定申告をするときに、支払調書を確定申告書に添付するかどうかも迷うと思います。
そこでこの記事では、支払調書を受け取ったときの対応方法について説明していきますね。
支払調書とは
支払調書とは、フリーランスや個人事業主に報酬を支払ったクライアントが税務署に提出しなければならない書類です。
同じ人に対して、1年間に5万円を超える報酬を支払った場合に提出する必要があります。
国税庁のホームページでは、支払調書の提出範囲として以下のように記載されていますね。
弁護士や税理士等に対する報酬、作家や画家に対する原稿料や画料、講演料等については、同一人に対するその年中の支払金額の合計額が5万円を超えるもの
送られてきた支払調書を確認すれば、そのクライアントから受け取った報酬や源泉徴収税額がわかります。
支払調書は送られてこない場合もある
クライアントは、税務署に支払調書を提出する必要があります。
しかし、仕事を依頼したフリーランス・個人事業主など、報酬を支払った人に対して支払調書を送付する義務はありません。
そのため、クライアントによっては送られてこない場合もあります。
もし支払調書が必要な場合は、クライアントに発行してもらえるかどうか確認してみましょう。
支払調書は確定申告書に添付しなくても問題ない
クライアントから送られてきた支払調書を、確定申告書に添付して申告する方もいます。
しかし、受け取った支払調書を確定申告書に添付・提出する義務はありません。
私はe-taxで確定申告をしているので提出しておらず、クライアントから受け取った支払調書は経理書類と一緒に保管しています。
もしクライアントから支払調書を受け取ったら、確定申告書に添付するか、経理書類と一緒に保管しておきましょう。
まとめ
支払調書を確認すれば、クライアントから受け取った報酬や源泉徴収税額がわかります。
しかし、クライアントは、報酬を支払った人に対して支払調書を送付する義務はありません。
仕事を請けたフリーランスや個人事業主は、クライアントから支払調書が届かなくても特に問題ないので気にしなくていいですよ。
もし支払調書がほしい場合は、発行してもらえるかどうかクライアントに確認してみましょう!
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