「ネット銀行普通預金」と「個人向け国債変動10年」はどっちを選ぶ?

元本保証で少しでも有利に運用したい場合は、ネット銀行普通預金個人向け国債変動10年の2つが選択肢となります。

ネット銀行普通預金は、一般的な銀行に比べて金利が高いのが魅力です。

本執筆時点でメガバンクの普通預金金利は年0.001%ですが、ネット銀行なら年0.1〜0.2%のところもあります(いずれも税引前)。

しかし、私は個人向け国債変動10年のほうがいいと考えています。

今回は、ネット銀行普通預金より個人向け国債変動10年を選ぶ理由を5つ紹介します。

関連記事:個人向け国債(変動10年)のメリット・デメリット、活用方法について解説

金利が高いネット銀行を探すのが面倒

ネット銀行はたくさんあり、金利が高い銀行もあれば低い銀行もあります。

その中から金利が高い銀行を探し、口座開設や資金移動を行うのは面倒です。

個人向け国債変動10年ならメガバンクの普通預金よりは金利が高く、どの銀行・証券会社で購入しても同じ利率が適用されるので、時間や手間がかかりません。

また、市場金利が上昇した場合に適用利率が自動的に上がるのも魅力だと思っています。

ネット銀行普通預金より安全性が高い

個人向け国債変動10年は、国が元本と利払いを保証しているので安全性の高いといえます。

ネット銀行普通預金にも預金保護制度(ペイオフ)はありますが、金融機関が破綻した場合、元本1,000万円とその利息までしか保証されません。

複数の銀行に預金を分散させる方法もありますが、手間がかかります。

1,000万円以上のまとまったお金を預けるなら、個人向け国債変動10年のほうが安全で楽に管理できます。

大してお金は増えない

ネット銀行普通預金は確かに高金利ですが、お金が大きく増えるわけではありません。

100万円を1年間預けた場合の受取利息(税引前)をまとめました。

預金金額/金利年0.001%年0.1%年0.2%
100万円10円1,000円2,000円
500万円50円5,000円10,000円
1,000万円100円10,000円20,000円

税引前の金額なので、手取り額はさらに少なくなります。

「1年間預けるだけでお金が数千円〜数万円増えるならお得」という考え方もあるでしょう。

しかし、がんばって金利が高い銀行を探すほどの見返りはないと私は思います。

本執筆時点で個人向け国債変動10年の適用金利は年0.11%あるので、国債で十分ではないでしょうか。

ネット銀行は金利改悪の可能性がある

多くのネット銀行ではステージ制を導入しており、一定額以上の預金残高や商品・サービス購入などの条件を満たした場合に高金利を適用しています。

これらの条件は、ネット銀行側の都合で改悪される可能性があります。

実際に、過去にはイオン銀行や楽天銀行などで金利の改悪がありました。

個人向け国債変動10年であれば、適用条件や改悪を気にする必要はありません。

個人向け国債はインデックス投資との相性がいい

インデックス投資は、低コストのインデックスファンドを長期保有する投資方法です。

個人向け国債変動10年はインデックス投資との相性がよく、無リスク資産として活用できます。

1つのネット証券でインデックスファンドと個人向け国債変動10年の両方を購入すれば、資産管理が楽になるのもメリットです。

個人向け国債変動10年が買える主なネット証券は以下の通りです。

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券

私はSBI証券でつみたてNISA口座を開設しているので、個人向け国債変動10年もSBIで購入しています。

SBI証券は個人向け国債のキャンペーンを毎月実施しており、一定額以上の購入でキャッシュバックを受けられます。

ただ、キャンペーンはいつ終了するかわからないので、利用している証券会社で購入すれば問題ないでしょう。

関連記事:インデックス投資はネット証券で始めるべき理由とおすすめの証券会社

まとめ

適用金利をこまめに確認したり、口座開設や資金移動をしたりするのが苦痛でなければ、ネット銀行普通預金もいいかもしれません。

しかし、私は面倒なことが嫌いで、家計管理や投資に時間や手間をかけたくないので個人向け国債変動10年を選んでいます。

それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、ネット銀行普通預金と個人向け国債変動10年のどちらを購入するか検討してみてください。