お金を増やすには節約が必要だとわかっていても、買いたいものを我慢したり、少しでも安いものを探したりするのはストレスが溜まりますよね。
ストレスが溜まるような節約は長続きしませんし、がんばって節約しても大した効果は期待できません。
無理なく節約したいなら、固定費を見直すのがおすすめです。
固定費を見直すときは少し手間がかかりますが、一度見直してしまえば節約効果がずっと続きますし、節約できる金額も大きいですよ。
私も固定費を徹底的に見直したことで、無理なく節約できています。
今回は、今すぐ見直すべき固定費をまとめて紹介していきますね。
目次
固定費と変動費の違い
家計の支出は、固定費と流動費の2つに分けることができます。
固定費と変動費の違いは以下の通りです。
- 固定費:使用量・回数に関係なく、定期的に一定額がかかる費用
- 変動費:使用量・回数に応じてかかる費用
固定費は定期的に一定額がかかる費用で、代表的な固定費は家賃です。
毎日部屋にいても、長期出張で1か月間留守にしても、基本的には毎月同額の家賃が発生します。
一方、変動費は使用量・回数に応じてかかる費用で、代表的な変動費は食費です。
何を食べるか、どこで買うか、自炊するか外食するかなどによって、食費は毎月変わってきます。
まずは固定費の見直しから
お金を増やすために節約するなら、固定費の見直しから始めるのがおすすめです。
固定費は変動費に比べると節約できる金額が大きく、一度見直すだけで節約効果が長く続くからです。
変動費は食費や交際費、レジャー費のように、節約するとストレスを感じやすい割に、それほど節約効果が期待できない費用が多いですね。
固定費と変動費はどちらも見直すのがベストですが、まずは固定費を見直し、その後無理のない範囲で変動費を見直すのがいいと思います。
固定費を見直せば月5万円以上節約できる
固定費を見直すときは少し手間がかかりますが、一度見直してしまえば無理なく節約できます。
我が家は固定費を徹底的に見直したことで、ピーク時に比べて月5万円以上、年間60万円以上の節約に成功しました。
不要なサービスを解約したり、同じ内容で安いサービスに変更したりしただけなので、我慢や忍耐は一切必要なく、ストレスを感じることはなかったですね。
月5万円の節約は、月5万円収入がアップするのと同じです。
固定費を見直すのは面倒でも、「見直せば月5万円収入が上がる」と考えれば、がんばって見直しできるのではないでしょうか。
今すぐ見直すべき固定費まとめ
無理なく節約するために、今すぐ見直すべき固定費をまとめました。
- 家賃
- 住宅ローン
- 自動車関連費
- 保険料
- スマホ代
- 自宅インターネット代
- 固定電話
- 教育費
- 新聞代
- 電気・ガス代
- 定期購入している商品
- 定期支払しているサービス
それぞれ簡単に説明していきますね。
家賃
賃貸住まいの場合、より家賃が安い物件に引っ越すことで、毎月の家賃を節約できます。
ただし、引っ越し費用がかかるので、引っ越し費用が何ヵ月で回収できるかを確認したうえで判断しましょう。
同じ部屋に長く住んでいて、周辺の相場と比べて家賃が高めに設定されている場合は、可能であれば家賃の減額を交渉するのもひとつの方法です。
関連記事:収入に対する住居費の割合の目安は?理想的な割合や住居費の節約方法
住宅ローン
現在は住宅ローンの金利がかなり低くなっているので、借り換えることで毎月の返済額や総返済額を減らせる可能性があります。
住宅ローンを見直す目安は以下の通りです。
- 住宅ローン残高が1,000万円以上
- 住宅ローンの返済期間が10年以上残っている
- 借り換え前と借り換え後の金利差が1%以上ある
住宅ローンの借り換えには手数料や諸費用がかかりますが、手数料などを考慮しても返済額が軽減されるようなら、住宅ローンを借り換えるメリットがあります。
毎月の返済額が高いと感じているなら、住宅ローン金利が低い金融機関に相談してみましょう。
関連記事:持ち家で住居費を節約したいなら「住宅ローンの借り換え」を検討しよう
自動車関連費
自動車は車両本体の価格が高額であるのはもちろん、駐車場代、ガソリン代、車検代などの維持費もかかります。
都市部に住んでいる場合は、自動車を手放すことを検討してみてはどうでしょうか。
週末しか車を使わないのであれば、必要なときにレンタカーやカーシェアリングを利用することでかなりの節約になります。
地方在住で自動車が必要な場合は、維持費が安い軽自動車がおすすめです。
関連記事:マイカーを手放せば節約効果は絶大!「車を持たない生活」を検討してみよう
保険料
保険料は貯蓄型から掛け捨てに変更することで、必要な保障を確保しながら大幅に保険料を節約できます。
そもそも独身の方や子どものいない共働き夫婦は、自分が亡くなったときに生活費を確保できない人がいなければ、生命保険に加入する必要はありません。
また、医療保険やがん保険は、傷病手当金や高額療養費などの公的保障を考慮すると必要ないケースもあります。
保険の見直しは節約できる金額が大きいので、保険料が高いと感じているなら一度見直してみましょう。
関連記事:子育て世代におすすめの生命保険は収入保障保険!必要な保障を安い保険料で確保できるぞ!
スマホ代
スマホ代を月5,000円以上支払っている場合は、格安SIMへの乗り換えを検討しましょう。
うちは夫婦でイオンモバイルを使っていますが、特に不満はなく、普通に使えています。
あまりスマホを使わないので月1G~2Gのプランで契約しており、支払金額は夫婦合計で月4,000円くらいですね。
格安SIMの節約効果は大きいので、スマホは格安SIMへの乗り換えを検討するのがおすすめです。
自宅インターネット代
スマホ代と合わせて見直したいのが、自宅のインターネット代です。
あまりネットを使わないのであれば、自宅の光回線を契約する必要はなく、スマホだけで十分だと思います。
スマホ以外にネット回線が必要なら、「格安SIM+モバイルWifiルーター」にすればネット代を節約できます。
ただし、家族がいて複数人でネットを使う場合は、自宅の光回線を契約して無線LANルーターを導入すると、スマホ代を節約できる可能性があります。
固定電話
スマホを持っていれば、固定電話を使うことはほとんどないかもしれませんね。
私は固定電話の必要性を感じなかったので解約しましたが、特に困ることはありませんでした。
学校や行政関係の手続きも携帯番号で問題なくできるので、固定電話を使う機会がないなら解約しましょう。
関連記事:使っていない固定電話の解約で年間2.4万円の節約に成功!
教育費
塾や習い事などの教育費は、子どものことを考えると節約しづらいかもしれません。
しかし、教育費は気をつけないと、際限なく支出が膨らんでしまいます。
塾や習い事は、本当に必要なものに絞ることで月謝を節約できます。
たくさん教育費を使っても、それが将来本当に役立つかどうかはわかりません。
教育費の支払いに負担を感じているのであれば、子どもと話をして、本当に必要なものに絞るのがおすすめです。
新聞代
「新聞は購読するもの」と思って、何の疑いもなく購読を続けていないでしょうか。
現在は新聞を読まなくても、ネットでいくらでも情報収集できます。
新聞の購読をやめれば月3,000円~5,000円の節約になるので、必要性を感じないのであれば購読をやめてしまいましょう。
私は金融ライターをしていることもあって紙の日経新聞を購読していますが、仕事で必要なければ無理に購読する必要はありません。
関連記事:やっぱり紙の新聞は必要!一度はやめた日経新聞の再購読を決めた理由
電気・ガス代
電気・ガス代は自由化されているので、電気・ガス会社を変更すると料金が安くなる可能性があります。
会社を変更することに不安を感じるかもしれませんが、変更しても特に問題はありません。
うちは電気を東京電力から東京ガスに変更しましたが、変更前と変わらず普通に使えています。
東京ガスの場合、電気料金が割引になる「ガス・電気セット割」や、ガス・電気に加えてインターネット代も安くなる「東京ガストリプル割」が用意されています。
会社を変更するだけで毎月の電気・ガス料金が安くなる可能性があるので、住んでいる地域で利用できる電気・ガス会社を探してみましょう。
関連記事:東京ガスでガスと電気をまとめるメリットやお得なサービス、申込方法について解説
定期購入している商品
サプリや健康食品など、定期購入している商品はないでしょうか。
定期購入は毎月支払いが発生するので、長く続けると予想以上にまとまった支出になります。
たとえば、月3,000円なら1年で36,000円、3年続けると10万円を超えます。
本当に必要なものなら問題ありませんが、なんとなく続けているだけなら今すぐ解約しましょう。
定期支払しているサービス
ジムや有料TVの月額料金、クレジットカードの年会費のように、定期支払しているサービスも見直すべき固定費のひとつです。
それほど利用していないのに料金を払っているサービスがあれば、見直すのがおすすめです。
1つ1つは少額かもしれませんが、積み重なるとまとまった支出になるので、使っていないサービスがあれば解約しましょう。
まとめ
固定費を見直すときは手間がかかりますが、節約できる金額が大きく、一度見直してしまえば節約効果はずっと続きます。
特に節約効果が大きいのは、「家賃」「住宅ローン」「自動車関連費」「保険料」「スマホ代」の5つですね。
私は固定費を徹底的に見直したことで月5万円以上の節約に成功し、生活がかなり楽になりました。
お金を増やしたいなら固定費を見直して、無理なく節約するのがおすすめです!