こんにちは!大西カツシです。
インデックス投資では、元本を減らしたくないお金は無リスク資産、リスクをとって運用するお金はリスク資産(インデックスファンド)で運用します。
無リスク資産は元本が保証されている安全資産のことですが、どんな金融商品で運用すればいいのでしょうか。
無リスク資産でおすすめの金融商品は以下2つです。
- 個人向け国債(変動10年)
- ネット銀行の普通預金
それぞれの特徴を説明しますね。
個人向け国債(変動10年)
個人向け国債は国が発行する債券で、ネット証券で購入できます。
国が元本と利子の支払いを保証してくれるので、銀行預金より安全性が高い金融商品です。
金利は0.05%の最低保証があり、一般的な銀行の普通預金よりは高いですね。
個人向け国債は「変動10年」「固定5年」「固定3年」の3種類ありますが、変動10年がおすすめです。
変動金利型の変動10年は半年ごとに適用金利が見直されるため、金利上昇に追従してくれます。
発行後1年経過すれば1万円単位で中途換金が可能ですが、直近2回分の利子が差し引かれるので注意が必要です。
ネット銀行の普通預金
無リスク資産でもう1つおすすめなのが、ネット銀行の普通預金です。
一部のネット銀行では、個人向け国債より適用金利は高く設定されています。
ネット銀行は公共料金の口座振替に対応していなかったり、店舗がなかったりするので、メインバンクには向いていません。
しかし、普通預金の金利は高く、個人向け国債のように中途解約に関する制約もないので、無リスク資産の運用には便利です。
関連記事:【2020年版】ネット銀行の普通預金の金利を徹底比較!
個人向け国債とネット銀行普通預金はどう使い分ける?
無リスク資産を運用するときに、個人向け国債とネット銀行普通預金はどう使い分ければいいのでしょうか。
個人向け国債が向いている人の特徴は以下の通りです。
- 無リスク資産の運用金額が1,000万円超
- 金利が高いネット銀行を探すのが面倒
- 証券口座でリスク資産と一緒に管理したい
一方、ネット銀行普通預金が向いている人の特徴は以下の通りです。
- 無リスク資産の運用金額が1,000万円以下
- 個人向け国債より有利に運用したい
- いつでも引き出せるようにしておきたい
ネット銀行普通預金は預金保険制度の対象で、取扱金融機関が破綻したときに保護されるのは預金1,000万円とその利息までです(ペイオフ)。
そのため、無リスク資産の運用金額が1,000万円を超える場合は、国が保証してくれる個人向け国債がおすすめです。
また、ネット銀行は優遇金利の適用条件が設定されている銀行が多いので、時間や手間をかけたくない場合も個人向け国債がいいでしょう。
ただし、個人向け国債は発行から1年間は中途解約できない制約があります。
運用金額が1,000万円以下で、いつでも引き出せる状態にしておきたいならネット銀行普通預金がおすすめです。
著者はネット銀行の普通預金を利用中
ちなみに、私は以下2つの理由からネット銀行普通預金を利用しています。
- 無リスク資産の運用金額が1,000万円以下
- 小規模企業共済に加入している
無リスク資産の運用金額が1,000万円未満なので、金利0.15%(プラチナステージ)が適用されているイオン銀行に預けています。
関連記事:イオン銀行Myステージとは?特典内容・プラチナになる方法を紹介
また、私はフリーランスで「小規模企業共済(自営業者の年金制度)」に加入しているのも理由のひとつです。
小規模企業共済は掛金が所得控除になりますし、いざとなれば中途解約も可能なので、無リスク資産とみなして掛金を払っています。
ご自身の状況に応じて、無リスク資産を個人向け国債とネット銀行普通預金のどちらで運用するか、検討してみてくださいね。