仮想通貨(暗号資産)のビットコインが高騰しています。
2021年2月現在、1ビットコインは500万円を超える水準まで上昇し、取引参加者も増加しました。
SNSには「寝ている間にお金が増えている」といった投稿もあり、今からでも取引したいと考えている人もいるのではないでしょうか。
しかし、私は今のところ「ビットコインは買わない」と決めています(過去に数万円購入したが売却済)。
今回は、私がビットコインを買わない3つの理由をについて書いてみます。
値動きが大きすぎる

ビットコインは値動きが大きすぎて、長期保有には向いてません。
ビットコイン価格は、2020年4月は60万円台で推移していましたが、7月に100万円を超えます。
その後も上昇が続き、米テスラの巨額のビットコイン保有などを受けて、短期間で500万円を突破しました。
これだけ上昇すると注目度は高まり、買ってみたくなるかもしれませんが、さすがに値動きが大きすぎると感じます。
短期間でこれだけ上昇するということは、同じ勢いで暴落するリスクもあるということです。
明らかに投機的な値動きであり、短期間で大きな利益を得る目的で取引に参加している人が多数と考えられます。
私は低コストのインデックスファンドを長期保有する投資スタイルのため、ビットコインへの投資はリスクが高すぎると判断しています。
通貨としての利用価値がほとんどない
ビットコインは株式とは異なり、利益や配当を生み出しません。
ブロックチェーン技術により、取引の改ざんや不正取引が発生しにくいと言われています。
しかし、現状は投機的な取引が多く、通貨としての利用価値はほとんどないでしょう。
個人の資産形成において、ビットコインは運用手段に向いていないと私は感じます。
税制が整備されていない
ビットコインは、税制が整備されていないのもデメリットです。
ビットコインを売却して利益が出た場合、雑所得として課税されるため、原則確定申告が必要です。
雑所得は総合課税の対象で、給与所得など他の所得と合計して所得税・住民税を計算します。
利益が大きくなるほど税負担が重くなる仕組みで、社会保険料も高くなります。
また、ビットコインを他の仮想通貨に交換したときも売却とみなされるなど、使い勝手がよいとは言えない面もあります。
私は手間がかかる投資方法はなるべく避けたいので、ビットコインは選択肢から外れます。
参考)国税庁「暗号資産に関する税務上の取扱い及び計算書について」
まとめ
ビットコインに投資して実際に資産を増やした人もいるでしょうし、今後も価格が上昇する可能性もあるでしょう。
しかし、私は穏やかに生きたいので、今後もインデックス投資で資産形成に取り組むつもりです。
「ビットコインに投資すべきか」という問いに正解はありませんが、上記のようなデメリットがあることを理解した上で、自分に合った選択を行うことが大切です。