「将来のためにお金を増やしたい」と思った場合、投資を考える人が多いのではないでしょうか。
しかし、投資よりも優先すべきは、支出を見直して貯蓄できる家計を作ることです。
家計を見直さずに投資に取り組んでも、大した成果は期待できません。
特に貯金が少ないうちは、投資より節約に取り組んだほうがラクにお金を増やせます。
今回は、投資より節約を優先すべき理由を説明します。
投資より節約のほうがお金は増える
貯金が少ない人がお金を増やしたい場合、最優先で取り組むべきは節約です。
「お金を増やす=投資(資産運用)」というイメージがあるかもしれませんが、実際は投資の優先順位は高くありません。
お金を増やす方法は、大きくは「支出を減らす」「収入を増やす」「資産運用する」の3つのみで、優先順位をつけると以下のようになります。
- 支出を減らす
- 収入を増やす
- 資産運用する
節約の優先順位が高いのは、すぐに結果が出て、継続できれば確実にお金が増えていくからです。
支出を見直して月5万円節約できたら、月5万円お金が増えるのと同じ効果があります。
この状態を維持できれば、1年間で60万円お金が増えます。
一方で、資産運用で年60万円増やすのは簡単ではありません。
100万円を5%で運用できたとしても、1年間に増える金額は5万円(100万円×5%)です。
今の低金利の状況では、5%で運用できればかなりの好成績といえるでしょう。
しかも資産運用には価格変動リスクがあるので、お金が増えるどころか減る可能性もあります。
貯金が少なく、元本に回せるお金が少ないうちは、投資に回しても大した効果は期待できません。
まずは節約に力を入れたほうが、簡単にお金を増やせます。
節約は固定費の見直しが効果大
節約には「買いたいものが買えない」「我慢するのはつらい」など、ネガティブなイメージがあるかもしれません。
しかし、固定費の節約なら不要なサービスを解約したり、同じ内容で安いサービスに変更したりするだけなので、我慢や忍耐は必要ありません。
また、固定費は節約できる金額が大きいので、無理なく貯蓄ができるようになります。
節約に取り組むときは、固定費の見直しから始めましょう。
関連記事:【月5万円以上節約できる】今すぐ見直すべき固定費まとめ
まずは生活費6ヵ月分の貯金を目指そう
投資を始めるのは、ある程度貯金ができてからで問題ありません。
まずは、生活費6ヵ月分(理想は1年分)の貯金を目指すのがおすすめです。
生活費6ヵ月分の貯金があれば、急にお金が必要になったり、転職や独立などでしばらく収入が減ったりしても対応できるので、心に余裕が生まれると思います。
その後、投資を始めたい場合は、収入の一部でインデックスファンドを積み立てるといいでしょう。
すぐにお金が大きく増えることはありませんし、一時的には含み損を抱えるかもしれません。
それでも、長く積み立てを続ければ元本は増えていき、少しずつお金が増える可能性も高くなります。
まとめ
将来のために投資に取り組むのは悪いことではありませんが、元本が小さいとお金を大きく増やすのは難しいでしょう。
貯金が少ないうちは、投資より節約に力を入れるほうが効果的です。
まずは固定費の見直しに取り組み、生活費6ヵ月分の貯金を目指しましょう!
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