投資信託の実質コストとは?信託報酬とは何が違うのか

こんにちは!大西カツシです。

投資信託のコストといえば、信託報酬を思い浮かべるのではないでしょうか。

投資信託の保有コスト=信託報酬」と理解しているかもしれませんが、実際には、信託報酬以外にもいくつかの費用がかかります。

信託報酬やその他費用も含め、投資信託の保有中に負担するコストのことを「実質コスト」といいます。

投資信託の実質コストの内訳

投資信託の実質コストの内訳は以下の通りです。

  • 信託報酬
  • 売買委託手数料
  • 有価証券取引税
  • 保管費用
  • 監査費用
  • その他諸費用

それぞれ簡単に説明しますね。

信託報酬

信託報酬は、投資信託を管理・運用してもらうための費用で、運用資産から毎日差し引かれます。

市場平均を上回るリターンを目指すアクティブファンドより、特定の指数に連動するように運用されるインデックスファンドのほうが、信託報酬は低い傾向にありますね。

売買委託手数料

売買委託手数料は、有価証券などを売買したときに、証券会社に支払う手数料です。

有価証券取引税

有価証券取引税は、有価証券の取引で発生した税金です。

保管費用

保管費用とは、有価証券を海外で保管する場合に、保管機関に支払われる費用です。

監査費用

監査費用とは、ファンドの決算時などに監査法人に監査を受けるための費用です。

その他費用

ここまで説明してきた費用のほかに、事務処理などに伴う諸費用もかかります。

投資信託の実質コストを確認する方法

投資信託の実質コストは、運用会社のホームページに掲載されている「運用報告書(全体版)」で確認できます。

eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の「1万口当たりの費用明細」を確認すると、実質コストは「0.119%」となっていますね。
信託報酬以外にも、費用が発生しているのがわかります。

投資信託実質コスト

2020年5月現在、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の信託報酬は年率0.1144%(税込)です。

明細の信託報酬(0.072%)と差がありますが、決算期間が1年に満たないことが理由です。

運用報告書が第1期で、決算期間が「2018年10月31日~2019年4月25日」であるため、信託報酬は日割り計算されています。

投資信託の実質コストはファンドによって差があるので、複数のファンドを比較してみましょう。

投資信託は実質コストも確認しよう

このように、投資信託は信託報酬以外にも保有コストがかかります。

信託報酬が低いファンドは実質コストも低い傾向にはありますが、「信託報酬は低いのに実質コストは高い」といったケースも考えられます。

投資信託を選ぶときは、信託報酬だけでなく、運用報告書で実質コストも確認しておきましょう。

関連記事:信託報酬(運用コスト)は投資信託の運用成績にどんな影響を与えるのか