マイカーはあると便利ですが、車を買うにはまとまったお金が必要ですし、購入後も維持費がかかります。
「車を所有するのは当たり前」だと思うかもしれませんが、都市部に住んでいる場合はカーシェアリングなどを使う方法もあります。
車を手放せばかなりの節約になるので、「車を持たない生活」を検討してみてはどうでしょうか。
今回は、マイカーを手放す節約効果や車両費の節約方法について説明します。
マイカーを手放すとかなりの節約になる
マイカーを所有すると、想像以上に維持費がかかります。
自動車の所有でかかる主なコストをまとめました。
- 自動車購入代金
- 駐車場代
- ガソリン代
- 自動車保険
- 自動車税
- 車検代
- 修理・メンテナンス費用(エンジンオイル、バッテリー、タイヤなど)
- 洗車費用
『50代から老後の2,000万円を貯める方法』によれば、180万円のコンパクトカー(1500㏄)を購入して9年間使用する場合、1年あたり約60万円のコストがかかるそうです。
5年間で300万円、10年間で600万円にもなります。
ミニバンやSUVなど、車種にこだわればさらにコストがかかりますね。
マイカーを手放せば、かなりの節約になることがわかります。
都市部に住んでいる場合はカーシェアリングを利用する
都市部に住んでいる場合は、カーシェアリングの利用を検討してみましょう。
カーシェアリングとは、必要なときに必要な時間だけ自由に車を使えるサービスです。
パソコンやスマホから予約ができ、会員カードをかざすだけでドアロックが解除されるなど、レンタカーよりも自由度が高いのが特徴です。
利用時間に応じて料金がかかる仕組みで、一般的には1時間で1,000円程度です。
たとえば、1回2時間を月8回利用する場合、利用料金は月1.6万円、1年で19.2万円なので、マイカー所有よりも大幅に支出を減らせます。
都市部であれば、電車やバスなどの公共交通機関でも不自由なく移動できますし、状況に応じてタクシーを使ってもいいでしょう。
マイカーを手放してカーシェアリングや公共交通機関を利用すれば、大きな節約効果が期待できます。
車が必要な場合でも車両費は節約できる
地方在住で日常生活に車が欠かせない場合でも、工夫次第で車両費は節約できます。
具体的には、以下の方法が考えられます。
- 価格が割安な中古車を買う
- 普通車から軽自動車に買い替える
- 自動車ローンを使わず現金で買う
- 車の所有台数を減らす
新車よりも割安な中古車、維持費が安い軽自動車を購入すれば、車両費の節約につながります。
ローン購入は利息の分だけ支出が増えるので、なるべく現金で購入することも大切です。
また、家族で複数台所有している場合は、所有台数を減らせないか検討してみましょう。
我が家(地方都市在住)は、結婚当初は私と妻がそれぞれ車を所有していました。
当時は妻が車通勤でしたが、私は電車通勤で平日は車に乗らなかったので、すぐに1台に減らしました。
あれから10年以上車1台で生活しているので、2台所有に比べると、おそらく700万円ぐらいは節約できていると思います。
「車を持たない生活」を試してみよう
日常的に車を使う人はもちろん、車が大好きな人も無理にマイカーを手放す必要はありません。
しかし、乗る機会が少なく、何となくマイカーを所有している場合は、車を手放すのも選択肢の一つだと思います。
都市部ならカーシェアリングや公共交通機関、タクシーを利用すれば、車がなくても問題なく生活できるでしょう。
とはいえ、いきなり車を手放すことには不安を感じるかもしれません。
マイカーがなくても生活に支障がないかを確認するために、まずは車を所有したまま、カーシェアリングなどを活用して「車を持たない生活」を試してみてはいかがでしょうか。