こんにちは!大西カツシです。
資産形成を目的にiDeCoを始める場合、どの金融機関を利用するか迷うのではないでしょうか。
どの金融機関を選んでもiDeCoの節税効果は同じですが、手数料や運用商品は金融機関によって異なります。
そのため、iDeCoの口座を作る前に、候補となる金融機関の特徴を確認しておくことが大切です。
今回は、iDeCoにおすすめの金融機関とそれぞれの特徴を紹介しますね。
関連記事:iDeCo(個人型確定拠出年金)の特徴とメリット・デメリットまとめ
iDeCoにおすすめの金融機関
iDeCoにおすすめの金融機関は以下の3社です。
- マネックス証券
- SBI証券
- 楽天証券
いずれも口座管理手数料が無料で、資産形成に適した低コストのインデックスファンドに投資できます。
ただし、運用商品やサービスに少し違いがあるので、各金融機関の特徴を確認してから、どこで口座開設するか決めるといいでしょう。
それぞれの特徴を簡単に紹介しますね。
マネックス証券
マネックス証券のiDeCoは、運用商品の良さが最大の魅力です。
マネックス証券の主な運用商品をまとめました。
ファンド名 | 信託報酬(年率、税込) |
---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.1144%以内 |
One DC 国内株式インデックスファンド | 0.154% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.1023%以内 |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 0.2079%以内 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.0968%以内 |
注目は、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019」で第1位を獲得した「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。
運用コストが低く、1本で世界の株式に分散投資できるのが魅力で、私も投資しています。
2020年5月現在、iDeCoで「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に投資できるのはマネックス証券のみです。
私はSBI証券を利用していましたが、このファンドに投資するためにマネックス証券への移換を決めました(現在手続中)。
iDeCoで「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に投資したい場合は、マネックス証券がおすすめです。
関連記事:マネックス証券はどんな人におすすめ?特徴とメリットを解説(インデックス投資向け)
SBI証券
SBI証券は、iDeCoの加入者数No.1の実績があります。
セレクトプランとオリジナルプランの2つから選択できますが、おすすめはセレクトプランです。
セレクトプランの主な運用商品をまとめました。
ファンド名 | 信託報酬(年率、税込) |
---|---|
SBI・全世界株式インデックス・ファンド | 0.1102%程度 |
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | 0.154%以内 |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.1023%以内 |
ニッセイ外国株式インデックスファンド | 0.1023%以内 |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 0.2079%以内 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.0968%以内 |
SBI証券のセレクトプランも、低コストのインデックスファンドが揃っていますね。
どの金融機関にするか決められない場合は、SBI証券を選んでおけば間違いありません。
関連記事:SBI証券はどんな人におすすめ?特徴とメリットを解説(インデックス投資向け)
楽天証券
楽天証券のiDeCoは、つみたてNISAなどの証券口座とiDeCoを1つのID(同じサイト)で管理できます。
こちらはマネックス証券、SBI証券にはない特徴ですね。
楽天証券の主な運用商品をまとめました。
ファンド名 | 信託報酬(年率、税込) |
---|---|
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 0.212% |
三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド | 0.176% |
たわらノーロード先進国株式 | 0.10989% |
インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式 | 0.605% |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 0.162%程度 |
楽天証券も良い商品が揃っていますが、個人的には、マネックス証券・SBI証券のほうが運用商品は充実していると感じます。
楽天バンガードシリーズ(全世界株式、全米株式)のインデックスファンドに投資したい場合は、楽天証券がおすすめです。
関連記事:楽天証券はどんな人におすすめ?特徴とメリットを解説(インデックス投資向け)
まとめ
iDeCoにおすすめの金融機関として、「マネックス証券」「SBI証券」「楽天証券」の3社を紹介しました。
どの証券会社も、資産形成に適した低コストのインデックスファンドが用意されており、サービス面に大きな差はありません。
ただし、取扱商品には違いがあるので、運用商品を比較して、投資したい商品を取り扱っている金融機関を選ぶのがおすすめです。
金融機関は途中で変更(移換)できるので、商品にこだわりがなければ、ホームページなどをチェックして、画面の見やすさや好みで選びましょう。
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