
『あなたはあなたが使っている言葉でできている』を読みました。
人は常に自分と会話(セルフトーク)しており、「セルフトークを変えることで人生が変わる」というのが本書の主張です。
先日のブログで書いた通り、私も言葉には人生を変える力があると考えているので、タイトルに惹かれて読んでみることにしました。
特に印象に残ったのは、「セルフトークをアサーティブ(主張型)に変える」のところです。
セルフトークは自分との会話になりがちですが、主張の場ととらえると、自分なりの現実をつくり出せるのだそうです。
「~する予定だ」とか「~するつもり」といった言葉は使ってはいけない。さらに「~すべき」や「~したい」なんてもってのほかだ!そんなことをすれば、無意識は「それなら今やらなくてもいいか」と思い込んでしまうからだ。
引用:あなたはあなたが使っている言葉でできている 第1章より
「~したい」ではなく、「~するぞ」「自分は~だ」のように、現在形の力強い断定的な言葉を使うように注意してほしいと書かれていましたね。
ここを読んだときは、本当にその通りだと思いました。
「~したいな」では、現実は変わらないですよね。
「~する!」と力強い言葉を使うことで無意識が反応し、行動が変わり、そして現実も変わっていくのだと私は理解しました。
また、「こんなのはもうイヤだ!」という否定の意思表示も強いモチベーションになり、やろうという意思表示と同じだけのパワーを秘めているとも書かれていましたよ。
私は肯定的な言葉より、「こんな不自由な生活はイヤだ」という否定の意思表示をうまく使ってきたのかもしれません。
会社を辞めて独立するときは、「会社やめたいな~」ではなく「ここから抜け出して自由に働くんだ!」と思っていましたからね。
力強く断定的な言葉が無意識を動かし、現実を変える。
やりたいことをやるにせよ、やりたくないことをやめるにせよ、自分がどんな言葉を使っているかを注意深く観察していこうと思いました。
『あなたはあなたが使っている言葉でできている』は、セルフトークを意識したことがない方や、現実を変えたいと思っている方におすすめの本です。
気になる方はぜひ読んでみてくださいね。