
中谷彰宏さんの『片づけられる人はうまくいく。人生を変える「捨てる」習慣65』を読みました。
片づけのノウハウ本ではなく、マインドの本です。
モノを捨てられない人はもちろん、自己肯定感が低いと自覚のある方にもおすすめ!
中谷さんの本はムダがなくて、すごく読みやすいんですよね。
では、印象に残ったところを紹介していきます!
片づけた部屋にいる自分にする
部屋を片づけるのではなく、片づけた部屋にいる自分にするのです。 部屋を変えるのではなく、自分の意識を変えるのです。
ここはめちゃくちゃ大事なところ!
片づける自分ではなくて、片づけた部屋にいる自分にする。
これができると片づけられるようになります。
アドラー仲間の丸山郁美さんの本にも同じようなことが書かれていました。
丸山さんは「マインドを変えたうえで、居心地の良い空間をイメージしよう」とおっしゃっています。
これを意識するようになって、ぼくは今の自分に必要ないものはバッサリ捨てられるようになりました。
片づけられるようになりたければ、まずはマインドを変える。
ノウハウをあれこれ調べるより、自分にとって居心地の良い、片づいた部屋にいる自分をイメージすることが先です!
これ、効果絶大ですよ。
モノを大切にするのは、自己肯定感が低いから
モノを大切にするのは、自己肯定感の低さから来ます。 モノがないと、自分がお金持ちになった感覚が持てないのです。 昔から代々続く貴族の家には、モノが少ないのです。 モノに頼らない生き方で、美意識は自分の精神の中にあります。 貴族的生き方をして精神的な美しさをとるか、成金的生き方をしてモノに頼った生き方をするかの、2通りに分かれます。 どちらをとるかは、自分で選べます。
なかなかモノが捨てられない。
空間があるとすぐに埋めようとする。
それは自己肯定感の低さから来ているのかもしれません。
ぼくにも見事に当てはまっています。
年々自己肯定感が高まっている感覚がありますが、それに連動してモノが少なくなっています。
以前はモノがいっぱいあると落ち着きました。
今は余計なものがなく、空間があるほうが落ち着きます。
モノがいっぱいあると落ち着く、使わないものも捨てられない。
自覚のある方は、片づけのノウハウを学ぶより、自己肯定感を上げることに取り組んでみてはどうでしょうか。
「少し足りない」が本当の豊かさ
片づけられない人は、少し余るのがぜいたくだと思い込んでいます。 本当の豊かさは、「少し足りない」です。 食事で言うと、「もうちょっと食べたい」が一番ぜいたくです。
多くの人が、少し余るのがぜいたくだと思い込んでいる。
この考えが多くのいらないモノを抱え込む元凶だと思うんですよね。
この状態が心地よければ別にいいんです。
でも、「片づけられない、捨てられない」と悩んでいるであれば、考え方を変える必要があります。
本当の豊かさは「少し足りない」。
ここを読んだとき、ものすごく共感しました。
常に意識したいです。
まとめ
『片づけられる人はうまくいく。人生を変える「捨てる」習慣65』 すごくよかった!
「シンプルに生きる、必要ないものは捨てる」と考えているので、得るものが多かったです。
何事もまずマインドを変えることからですね。
「片づけられない、捨てられない」と悩んでいる方に特におすすめです。
気になる方は、ぜひ読んでみてくださいね。