
全世界株式インデックスファンドで資産運用に取り組みたい。
でも、どんな投資信託を選べばいいんだろう…。
このような悩みや疑問を抱えていないでしょうか。
全世界株式インデックスファンドは、1本で世界中の株式に時価総額比で分散投資できるのが大きなメリットです。
しかし、どの投資信託を選べばいいか、よくわからないかもしれません。
そこでこの記事では、代表的な全世界株式インデックスファンド3銘柄を比較し、おすすめの投資信託を紹介していきますね。
目次
全世界株式インデックスファンド3銘柄を比較
2022年2月現在、信託報酬が低く、純資産総額が大きい全世界株式インデックスファンドは以下の3銘柄です。
ファンド名 | 信託報酬(税込) | 純資産総額 |
---|---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー) | 年0.1144%以内 | 約4,320億円 |
楽天・全世界株式・インデックスファンド | 年0.212%程度 | 約1,560億円 |
SBI・全世界株式・インデックスファンド | 年0.1102%程度 | 約502億円 |
それぞれの特徴について解説していきますね。
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)は、eMAXIS Slimシリーズ(三菱UFJ国際投信)の全世界株式インデックスファンドです。
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する運用成果を目指すのが特徴で、世界の株式時価総額の約85%をカバーしています。
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」において、複数回第1位に選出された実績があります。
1本で世界中の株式に分散投資できるうえに、信託報酬が0.1144%以内と低いのは魅力です。
また、純資産総額が4,000億円を超えており、資産規模も十分です。
eMAXIS Slimシリーズは「業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続ける」と宣言しているので、他のファンドの信託報酬が下がっても追従してくれる安心感があります。
楽天・全世界株式・インデックスファンド
楽天・全世界株式・インデックスファンドは、「楽天・バンガード・ファンド」シリーズの全世界株式インデックスファンドです。
バンガード社(インデックスファンド世界シェアNo.1)のETF、トータル・ワールド・ストックETF(VT)1本で運用されています。
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する成果を目指しており、世界の株式時価総額の約98%をカバーしています。
楽天・全世界株式・インデックスファンドを購入するとVTに投資するのと同じ状態になることから、投資家の人気を集めています。
純資産は1,500億円超と大きく、信託報酬も0.2%台と低コストです。
SBI・全世界株式・インデックスファンド
SBI・全世界株式・インデックスファンドは、SBIアセットマネジメントの全世界株式インデックスファンドです。
楽天と同じく、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する成果を目指して運用され、世界の株式時価総額の約98%をカバーしています。
信託報酬年0.1102%程度という低コストで、1本で世界中の株式に分散投資できるのはメリットですね。
ただし、SBI・全世界株式・インデックスファンドは3本のETFで運用されるため、指数との乖離が懸念されます。
eMAXIS Slimや楽天に比べると純資産総額は小さいですが、今回取り上げた3銘柄の中では信託報酬が最も低く設定されてます。
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)がおすすめ
3つの全世界株式インデックスファンドを紹介しましたが、個人的にはeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)がおすすめです。
信託報酬が低く、純資産総額も順調に増えているのがいいですね。
eMAXIS Slimシリーズの投資信託なので、低コストの全世界株式インデックスファンドが新しく登場しても、信託報酬の見直しが期待できるのもメリットです。
他の2つも悪くないのですが、楽天は信託報酬がやや高く、SBIは純資産の小さいのが気になります。
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)は、SBI証券や楽天証券などのネット証券で購入可能です。
iDeCo(個人型確定拠出年金)では、マネックス証券と松井証券で取り扱いがあります。
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まとめ
全世界株式インデックスファンドは、1本で世界中の株式に分散投資できるのが魅力です。
リバランス不要で手間がかからないので、資産配分に納得できるなら、個人の資産形成は全世界株式1本で十分でしょう。
この記事で紹介した内容を参考に、全世界株式インデックスファンドを選んでみてください。